家族葬でしたいけれど、自宅にも連れて帰りたいのですが、どうしたらよいですか?
ご自宅安置の現実的なリスク
できればご自宅の畳やベッドの上に故人様を寝かせてあげたい。
こう願うご遺族は大変多いのではないでしょうか。
しかし、葬儀を家族葬にする場合は、特に近隣の方に身内の不幸を知られたくないという方には、ご自宅への安置は少々リスクが伴います。
ご遺体をご自宅の中にお連れする際には寝台車を横付けし、ストレッチャーを下ろさなくてはなりません。
また、ご自宅の中からお線香の匂いがしたりと、ご近所の方々にどうしても勘づかれてしまう要素がいくつもあります。
2つの対策
対策としては、次の2点が有効でしょう。
①近隣の方だけに事情をお話しする
②早朝深夜の搬入搬出を葬儀社に依頼する
特に①は、お隣やお向かい程度であれば、逆にお伝えした方がよい面もあります。
葬儀後の法要などでは、ご寺院様や親戚が集まるため、ご近所に迷惑がかかることもあるしょうから、こちらからお伝えするというのはプラスに作用することもあります。
また、最近の風潮から見ても、不幸が起きたとお伝えしたとしても、周りの方々も家族葬の意向を汲んで、無理にお参りに来られることもないでしょう。
それでも、お隣やお向かいにも知られたくないというのであれば、私たちにご相談ください。
可能な限り、お客様のご希望に沿えるようにご安置の方法を考えます。
ただし、先にも述べましたが、どれだけ人目につかない時間帯にしたとしても、寝台車とストレッチャーの使用は避けられませんので、ご安置やご搬出の際に人目に触れる可能性はゼロではありません。
また、ご遺体の搬送が早朝や夜間になった場合、夜間料金が発生する場合もありますので、ご注意ください。