挨拶について
挨拶をするさまざまな場面
葬儀では、喪主が参列者に向けて挨拶する場面がいくつかあります。
通夜閉式後
これは地域によって違いがあります。
閉式を待たずに参列者を「通夜ぶるまい」の席に案内する関東では挨拶はありません。
一方、閉式まで着座いただく関西では、喪主が参列者に挨拶をしてから閉式という形が多いようです。
出棺前の挨拶
出棺前の挨拶は、遺族を代表して、喪主から参列いただいた方々に向けてのものです。
通夜葬儀という2日間のセレモニーの中でも特に重要な場面だといえます。
なお、柩を霊柩車に納める前か後かなど、細かいタイミングはその時の状況によります。
精進落としを始める前
火葬が終わり、精進落としの席では、最後までお付き合いいただいた親族の方々に御礼とねぎらいの挨拶をします。
また、仏事の席では「乾杯」ではなく「献杯」のあいさつで始めますが、献杯の発声は親族全員をねぎらうことのできる年長の方にしていただくのが通例です。
予めお願いしておきましょう。
話す内容に決まりはありません
「挨拶といっても、何を話せばいいの?」と頭を悩ませる喪主様はたくさんいらっしゃいます。
挨拶の内容に決まりはありません。
簡単なもの、心を込めたもの、どのような挨拶でも構わないでしょう。
また、文面をまとめた紙を見ながらでの挨拶でも構いません。
文例集は葬儀社が用意してくれることが多いので、それを参考にしましょう。
ただでさえ、悲しみや疲れが入り混じるっている状態でのご挨拶です。
上手に挨拶しようとは思わずに、下手でも構いませんので、自分の想いや言葉で話されるので充分です。
代理を立てても構いません
喪主様が高齢だったり、体調がすぐれなかったりなど、挨拶できる状況にない時には、代理の人が挨拶をすることもあります。
はじめに「喪主の代わりに」と一言添えればよいでしょう。